空き家の購入を検討してみませんか?所有者の特定には法務局の利用がおすすめです!

不動産投資の世界では、未開拓の可能性を秘めた空き家が注目されています。
空き家を見つけ、所有者を特定し、取引することは、不動産投資家や個人購入者にとって大きなチャンスです。
しかし、このプロセスは単純なものではなく、地道な努力と知識が必要です。

今回は、効果的な空き家探しの方法と所有者特定の手段を、注意点とともにご紹介します。

□空き家を探す方法を3ステップでご紹介!

空き家探しは、見込み地域を自らの足で探索することから始まります。

1:希望地域を歩いて空き家を見つける

歩いて空き家を見つける方法は二つあります。
一つは、空き家として売り出されている物件を探すことです。
もう一つは、自分で放置されている空き家を見つけ出して、交渉することです。

場所や条件にこだわる場合は、希望する地域を歩いて探すことがおすすめです。
また、玄関前に雑草が生い茂っている場合は長い間人の出入りがなく、家が放置されている可能性がありますので、空き家かどうかを判断するポイントになります。

しかし、家が空き家だと思っていた場合でも、実際に人が住んでいるケースもあります。
そのため、無理に家を覗いたり写真を撮ったりするとトラブルになる可能性があるので、注意が必要です。

2:地元で聞き込む

見つけた空き家については、近隣の不動産業者や地元住民に情報を求めます。
ここでのポイントは、正直かつ明確な意図を持って接すること。
地元の人々は情報の宝庫です。

3:法務局で登記簿を調べる

見つけた空き家の所有者を知りたいなら、法務局で登記簿謄本を取得します。
登記簿謄本には、所有者の名前や住所、土地の面積、用途、抵当権の有無など貴重な情報が記載されています。
この情報を基に、所有者へのアプローチを計画していきましょう。

このステップをたどることで、効率的に空き家を見つけ、所有者を特定することが可能です。
しかし、このプロセスは時間と労力を要するため、忍耐と継続的な努力が求められます。
次へ進むためには、インターネットや法務局を活用した所有者特定の手段を理解することが不可欠です。

□インターネットか法務局で所有者を特定しましょう

所有者特定は、空き家取得のプロセスにおいて最も繊細かつ重要な部分です。
正確な情報を得ることで、無駄な時間を省き、効率的な交渉につながります。

*インターネットを活用した調査方法

インターネット上で利用可能な登記情報提供サービスは、空き家の地番や家屋番号が分かっている場合に有効です。
事前登録とIDの発行を経て、所有者情報をはじめとする詳細なデータを入手できます。

サービス利用には費用がかかるため、クレジットカード決済が必要です。
デビットカードやプリペイドカードも利用可能ですが、事前に確認しておくことが大切です。

*直接法務局で所有者情報を確認する方法

地番や家屋番号が不明な場合、またはインターネットの情報に不安がある場合は、直接法務局で登記事項証明書を取得しましょう。
この証明書には、所有者の住所と氏名のほか、物件に関する詳細な情報が記載されています。
法務局で取得した登記事項証明書は、所有者情報の確実性が高く、後の交渉において強力な根拠となるでしょう。

所有者を特定する作業は、空き家取得の旅の中で重要なステップです。
この段階を慎重かつ効率的に進めることで、交渉の準備が整い、目的の不動産を手に入れる可能性が高まります。

□売り出していない空き家の購入はここに注意!

売り出していない空き家の購入は、潜在的なリスクと障壁が伴います。
しかし、これらを事前に理解し、適切に対処することで、成功への道を切り開けるでしょう。

1:登記簿の情報が古い場合がある

登記事項証明書は最新の情報を保証するものではありません。
所有者が変わっている可能性もあるため、地道な聞き込みや調査会社への依頼を検討しましょう。

正確な情報を得るためには、時間とコストがかかることを覚悟する必要があります。
しかし、この投資は、後のトラブルを避けるために不可欠です。

2:不動産業者の取り扱い問題

低価格の空き家は、取り扱う不動産業者が限られています。
適切な業者を見つけることが、スムーズな取引のカギとなります。

3:家主の売却意欲の不在

空き家は、所有者が家を持て余しているわけではないこともあります。
子どもが将来住む可能性を考えてそのまま残している場合もあるため、売る気がなければ諦めるべきです。

しかし、通常の購入交渉ではなく、リースや賃貸として利用する提案をすることも一つの戦略です。
こうした柔軟なアプローチが、成功への道を開くかもしれません。

□まとめ

空き家探しのプロセスは、希望地域を歩いて探すことから始まり、インターネットや法務局を通じて所有者を特定し、売り出していない物件の購入に際しての障壁を克服することまで、多岐にわたります。
空き家探しの旅は、忍耐と戦略が必要ですが、その先には大きなリターンが待っています。
この一連のステップを理解し、計画的に行動することで、成功への可能性が大きく高まるでしょう。

監修者情報

監修者情報

アーバンネットワーク株式会社
松本 幸治

代表挨拶