空き家を売却する方必見!売却する際の手順と方法を解説します!

空き家の所有者として、売却を考える際には多くの疑問や不安が浮かび上がるでしょう。
その不安を解消し、スムーズな売却を実現するためには、何を知っておくべきなのか、どのようなステップを踏むべきなのか。

この記事では、空き家の売却における具体的な方法から注意点、ポイントまで、網羅的に解説します。
売却を成功させるための重要なポイントをしっかりと押さえてくださいね。

□空き家売却の前に知るべき3つの注意点

1.解体やリフォームは慎重に

空き家を売却する前に解体やリフォームを行うことは、一見魅力的に思えるかもしれません。
しかし、これには大きなリスクが伴うのです。
解体やリフォームを行ったとしても、その後の売却が確実に成功するわけではありません。
高額な解体費用やリフォーム費用が赤字になる可能性も考慮に入れるべきです。

仲介業者に解体やリフォームを勧められる場合もありますが、買取業者が買取後に空き家の活用方法を決めるため、売主が独断で手を加えるのは避けましょう。
買取前に行われた改修は、買取後の活用の際に無駄になる可能性が高いのです。
さらに、解体やリフォームを行うと、その費用が売却価格に反映されない場合もあります。
そのため、解体やリフォームは慎重に検討する必要があるのです。

2.名義人の一致が必須

不動産の売却においては、登記簿上の名義人が売買契約を行う必要があります。
名義人以外が勝手に売却してしまうと、名義人本人の意に反して大切な財産を失う事態が発生する可能性があるためです。
仮に親子関係であっても、名義人以外は勝手に売却できません。

3.売却経費に注意

売却には仲介手数料や残置物処理費用がかかる場合があり、特に仲介業者に依頼した場合、これらの経費は無視できません。
一方で、買取業者に直接売却すれば、これらの経費は一切かかりません。

しかし、買取で売却した場合の売却額は、仲介で売却した場合よりも低くなる可能性が高いため、状況にあわせて比較することをおすすめしますよ。

□空き家をそのまま売却するための方法をご紹介!

*中古住宅として売却

築20年以内で状態が良い空き家は、中古住宅としてそのまま売却できます。
この方法では、解体費用やリフォーム費用がかからず、時間も節約できます。
ただし、中古住宅として売却する場合は内装や設備の状態が非常に重要であり、可能な限り綺麗な状態で売り出すことが高値売却のカギとなります。

*古家付き土地として売却

築20年を超えた空き家は、古家付き土地として売却する方法もあります。
この場合は土地の価値が主となり、建物の価値はほぼゼロと考えられます。
土地の価値は、場所や面積、地目などによって大きく変わり、都市部であれば土地自体の価値が高く、古家付きでも高値で売却できる可能性があります。

一方で、地方やアクセスの悪い場所にある土地は、価値が低く売却が難しい場合も。
そのような場合は、地域の需要や特性を考慮に入れた上で、適切な売却方法を選ぶ必要があります。

*買取でスピーディに売却

急いで売却したい場合は、買取がおすすめです。
買取は仲介よりも手続きが早く、確実に売却できますよ。

ただし、買取での売却額は、仲介での売却額よりも低くなる可能性が高いのです。
買取業者は、後で再販するためにはリスクを取りたくないため、安全マージンを取って買取価格を設定するのです。
買取の場合、査定額が即時に売却額となるため、査定額に納得がいかない場合は、仲介での売却を検討することも一つの方法になります。

□空き家売却時の重要なポイントってなに?

1.最初は金額を高めに設定する

空き家を売却する際には、価格を高めに設定することをおすすめします。
なぜなら、値下げ交渉が行われることが多いためです。
もし最初から価格を低く設定してしまうと、さらに値下げされて損をする可能性があります。
空き家の需要は高まっており、リフォームして利用したい人が増えているため、最初から低い価格をつける必要はありません。

2.売却に時間がかかることを覚悟しておく

空き家を売却するのには時間がかかることを覚悟すべきです。
通常の戸建て住宅でも3ヶ月から6ヶ月ほどかかりますが、空き家の場合はそれ以上かかる可能性があります。
空き家の需要は増えていますが、同時に空き家の数も増えているため、売却に時間がかかることが現状です。
したがって、売却計画を立てる際には時間がかかることを理解しておく必要がありますよ。

3.税金の特別控除を利用する

不動産売却には税金がかかりますが、特別控除を利用すれば3,000万円以下の所得税は非課税になります。
売却益を最大限に受け取るためには、不動産会社や税理士に相談すると良いですよ。

4.空き家の状態を確認する

空き家を解体せずに売却する場合、売る前に空き家の状態を確認する必要があります。
空き家が悪い状態だと、売却後でも責任を追及される可能性があるのです。
雨漏りやシロアリ被害などが後から発覚すると、売り手の責任になります。
もし空き家が非常に老朽化していた場合は、修繕してから売ったり、更地にして売ったりする方がスムーズに売れるでしょう。

□まとめ

空き家を売却する前には、解体やリフォームに気軽に手をつけず、名義人が一致しているかに加え、売却経費の確認をしておく必要があります。
実際に売却する場合は、中古住宅や古屋付き土地として売却したり、買取したりする方法がありますが、空き家の状況にあわせて判断してくださいね。
また、売却に時間がかかることを理解しておいたり、金額を高めに設定したりすることで、心に余裕ができますよ。

当社は沢山のお客様の空き家問題に対して適切なご提案をいたしております。
空き家や使用していない土地で困りごとがある方は、お気軽にご相談ください。

監修者情報

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アーバンネットワーク株式会社
松本 幸治

代表挨拶