社会的に大きな影響を与えている空き家問題をご紹介!空き家の問題点はご存知ですか?

郊外や田舎を通った際、人気のない家が目に留まる方はいらっしゃいませんか。
ニュースで問題視されている空き家を実際に目にすると、意識が変わりますよね。

今回は、空き家が社会に与える問題に加え、増加している原因について紹介します。
また、空き家の対策についても紹介するので参考にしてください。

□空き家が社会に与える問題点とは?

空き家が増加する問題点を適切に把握している方は少ないでしょう。
ここでは、放置された空き家が引き起こす問題点を4つ紹介します。

1.景観や環境への悪影響

空き家の外装や庭の草木の放置は、空き家の価値だけでなく、周辺の景観や環境にも悪影響を及ぼします。
雑草が広がったり、害虫が発生したり、悪臭が発生することもあるでしょう。

景観や環境への悪影響を抑えるために草木の管理を行おうとしても、草木の管理を所有者以外が行うと不法侵入になる可能性があるため、周囲の人々の対応が困難であるのです。

2.防犯上のリスク

空き家のリスクの一つは不法投棄や不法占拠などの犯罪の標的になることです。
管理者がいないため、これらの犯罪に気づかず、被害が広がってしまう可能性があります。
また、草が繁茂している空き家は泥棒の隠れ場所として利用されることもあるのです。

3.災害リスク

空き家が老朽化すると破損や倒壊のリスクが生じ、隣家や周辺住民に実害を及ぼす可能性が高いのです。
特に火災が起こると、資産的な損害があるだけではなく、周囲への燃え移りによる社会的責任も生じる可能性があります。

4.地域コミュニティへの悪影響

空き家の増加は地域コミュニティに悪影響を及ぼすでしょう。
空き家が多くなると雰囲気が寂しくなり、景観や環境にも悪影響を与え、地域の評判を下げてしまいます。
さらに、空き家の増加により人口密度が低下し、住民同士のコミュニケーションが減る可能性もあるのです。

空き家の数の減少は以上4点の問題の解消に繋がるため、解決が急がれています。

□空き家の数はなぜ増加しているの?

ご紹介した通り、空き家の問題点は多くのものがありますが、さまざまな対策をされている中でも空き家の数は増加し続けています。
では、なぜ日本の空き家は増え続けているのでしょうか。
主な原因として2点考えられます。

1.核家族化に伴い相続した実家が放置される

核家族化は実家を放置する最も大きな要因です。
都市化の進展により、子供たちは結婚後に実家を出て都心に新しい世帯を形成することが一般化しました。
相続人が既に実家とは別の世帯を持っている場合、実家の管理や活用に対する必要性を感じないため放置されてしまい、結果として実家が空き家になってしまうのです。

2.新築信仰により中古物件の需要が低い

新築信仰は、中古住宅よりも新築住宅を好む考え方で、日本では特に根強いものとなっています。
新築住宅には補助金や助成金、減税・優遇制度が適用されることや、過去に建てられた住宅の質が低かったため、新築信仰を強めたと言われています。

□空き家問題への対策をご紹介!

今でも増加し続ける空き家ですが、問題を解決する方法が4つあります。
個人でも解決できる方法のため、参考にしてください。

1.空き家を売却

空き家の売却は、買主を見つけるために売り出すことが一般的です。
不動産の需要が低い地域では売却活動が進まない可能性が高いため、仲介売却だけでなく買取も視野に入れるべきでしょう。
売却価格は査定額に基づいて設定し、早期売却を希望する場合は査定額よりも低く設定することも検討してください。

2.空き家を賃貸する

空き家の解決策の一つは、賃貸することです。
空き家を賃貸住宅にする場合、経年劣化した内装や設備のリニューアルが必要になります。
また、空き家を賃貸住宅にするには、リフォーム費用を回収するために年間の固定資産税を支払ってもプラスの収支になるかどうかを考慮する必要がありますよ。

3.自治体への寄付

空き家を自治体に寄付する方法も空き家問題に対する解決になります。
不動産を有効活用できる場合には寄付を受け付けますが、維持管理費がかかってしまうため、多くの場合は寄付を受け付けないでしょう。

4.解体後に売却・賃貸・活用

使い道のない空き家は解体することで利用しやすくなります。
更地にすることで売却が容易になり、土地を活用する場合は、トランクルームや駐車場、借地などとして賃貸利用できますよ。

しかし、更地にすると固定資産税が高くなるため、賃貸で収益が見込めるかどうか確認してくださいね。

空き家の売却・賃貸・解体をする場合、当社がお手伝いできるためお気軽にご相談ください。

□まとめ

空き家の放置が社会に与える問題として、景観や環境への悪影響や防犯上・災害のリスク、地域コミュニティへの悪影響が挙げられます。
また、空き家の数が増加している原因として、相続した実家の放置や新築信仰による中古物件の需要の低下があります。
空き家問題に対する解決法として、売却や賃貸、寄付に加え、解体してから活用する方法がありました。

当社はお客様のご要望に沿って、空き家や使用していない土地の活用法を提案いたします。
空き家でお困りのことがある方は、お気軽にご相談ください。

監修者情報

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アーバンネットワーク株式会社
松本 幸治

代表挨拶