アパート経営における繰上げ返済のメリットとデメリットを紹介!

アパート経営をされている方は、繰り上げ返済という言葉をご存じでしょうか。
繰り上げ返済は、アパートローンの返済方法の1つですが、どのようなものであるか知らないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そのため、本記事では繰り上げ返済とはどのようなものであるかご紹介します。

□繰り上げ返済とは

アパート経営をされている方は、多くの方がアパートローンを利用しているのではないでしょうか。
手元に残るお金が多いことに越したことはありませんよね。
その際によく使われるのが繰り上げ返済です。
2種類の繰り上げ返済についてご紹介します。

1つ目は、期間短縮型です。
この種類では、毎月の返済額を同じまま返済期間を短くすることで総支払い利息を軽減させる方法です。

2つ目は、返済額軽減型です。
この種類では、返済期間を同じまま返済額を少なくすることで総支払い利息を軽減する方法です。

□繰り上げ返済のメリットとデメリットについて

次に、繰り上げ返済のメリットとデメリットについてご紹介します。

まず、メリットについてです。
メリットは大きく分けて2つあります。

1つ目は、アパートローンの総支払い利息を減らせることです。
賃貸経営では資金繰りが非常に重要になるため、手元にお金が増えることは大きなメリットと言えるでしょう。
特に短期短縮型は総支払利息額を大幅に減らせられる上に、返済を終わらせるまでの期間が短くなるため、おすすめです。

2つ目は、金利変動によるリスクを軽減できることです。
金利変動によって金利が上がった場合でも利息を減らせます。
一般的に金利は半年ごとに見直しされ、変動する可能性があるため、借り入れ期間中に金利が上昇する可能性は十分にあります。

次にデメリットについてご紹介します。
デメリットも2つあります。

1つ目は、突発的な出費に対応できないことです。
賃貸経営では、入居者撤去の際の現状回復費用や広告費用、災害費用などさまざまな費用が突発的に必要になることがあります。
しかし、手元にあるお金をある程度繰り上げ返済に充ててしまうと、予期せぬ出費に対応できません。

2つ目は、新たな不動産投資の契機を逃してしまうことです。
新たな不動産投資をするためにはある程度の元手が必要となりますが、繰り上げ返済に手元のお金を使っていると、その契機を見逃してしまう可能性があります。

□まとめ

本記事では、繰り上げ返済とはどのようなものかについてご紹介しました。
繰り上げ返済は非常に有効的な手段ですが、デメリットもあるため多面的に考慮して取り入れるかどうか検討しましょう。
また、当社は米子市にて不動産会社をしています。
お困りのことがあればお気軽にご相談ください。

監修者情報

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アーバンネットワーク株式会社
松本 幸治

代表挨拶