空き家を賃貸にするか迷っている?賃貸のメリットとデメリットを紹介します!

空き家をお持ちの方で、賃貸として貸し出しをご検討されている方はいませんか。
「空き家として貸し出したいけど、どのようなメリットやデメリットがあるのかわからない」という方もいらっしゃると思います。
そこで、本記事では空き家を貸し出すメリットとデメリットについてご紹介します。


□空き家を貸し出すメリットについて

空き家をお持ちの方は賃貸として貸し出すなどして、できるだけ空き家を有効活用したいですよね。
まずは、空き家を貸し出すという手段のメリットを3つご紹介します。
まず1つ目は、空き家を賃貸として貸し出すことで家賃収入を得られることです。
特に賃貸需要の多い地域では、貸し出しとして宣伝するとすぐに入居者が来ることが期待されるため、なかなか居住者が決まらない「空室リスク」も避けられます。
長期的な目線で不動産投資として空き家を持っていたいという方におすすめと言えるでしょう。

2つ目は、空き家を有効活用する手段の中で、初期投資の額が少ないことです。
空き家を解体してコインパーキングやコインランドリーなどを建てて活用するという手段は解体費用や設備費用などの初期費用が高額になってしまいます。
一方で賃貸として貸し出す場合は、空き家の損傷の具合にもよりますが、損傷が少ない場合はリフォーム費用が少額で済ませられます。
そのため、有効活用したいが初期費用を抑えたい人で、空き家の状態が良い場合におすすめと言えるでしょう。

3つ目は、特定空き家の指定を回避できることです。
特定空き家とは、空き家放置の危険性の観点から制定された空き家対策法によって条件を満たした空き家が指定されるもので、特定空き家に指定されることで固定資産税が6倍になってしまいます。
また、固定資産税と都市計画税は宅地の場合、優遇措置が適用され税負担が軽減されるため、空き家を更地として保持しておくより有効であると言えるでしょう。

 

□空き家を貸し出すデメリットについて

では、空き家を賃貸として貸し出すデメリットとはどういうものでしょうか。
本記事では空き家の賃貸のデメリットを3つご紹介します。

 

*入居者とのトラブルがありうる

1つ目は、家賃滞納や家の使用法、近隣トラブルなどの問題が発生した際に、入居者とのトラブルが起きてしまうことです。
「貸している家の問題はその家に住んでいる方の問題だけなのでは」とお思いの方もいるかもしれません。
トラブルの内容によっては管理会社の方や入居者の方に全て任せることも可能ですが、大きな問題に発展してしまった場合はご自身でトラブルに対応しなければなりません。

 

*定期的な出費が必要になる

2つ目は、入居者がいない時でも空き家の状態を良い状態で保たなければならないため、その分のメンテナンス費などがかかってしまうことです。
また、入居者の入退去の際にも状態によっては設備のメンテナンスを行う必要があるでしょう。
地域や空き家の状態などによっては敷金や礼金だけでは賄えず、赤字になってしまうこともあります。

 

*入居者の有無によって収入が大きく変化する

3つ目は、入居者がいる時は収入がありますが、いないときはその空き家からの収入がゼロになることです。
入居者を募集している期間はメンテナンス費などの固定費のみがかかるため、常に赤字になってしまいます。
しかし、だからといってメンテナンス費を支払わずに放置してしまうと空き家の状態が悪くなり、余計に入居者が見つからなくなってしまうでしょう。

 

□売却するという手段もある

入居者が見つからないのは不安という方もいらっしゃいますよね。
そのような方は、売却するという手段も視野に入れてみましょう。
そして、売却する方法にも2つあり、その選択方法は基本的にどちらが高く売れるかで判断をします。
1つ目は、建物を解体せずに売却する方法です。
建物の査定価格が高い場合や、解体費用が高くなる場合は解体せずに売却する方が良いでしょう。
築20年を超えてしまうと建物は査定価格がつかない場合が多いですが、リフォームなどをしている場合は査定価格がつく場合があるため、築20年を超えている空き家を売却されたい方も一度査定してもらいましょう。

2つ目は、建物を解体してから売却する方法です。
劣化や損傷が激しい場合や解体した方が物件としての魅力が伝わる場合、3000万円の特別控除を受ける場合などは解体してから売却する方が良いでしょう。
解体した方が物件の魅力が伝わる場合とは、土地が整形であることや道路付けが良いことなど、土地単体で見た方が日当たりや開放感が伝わりやすい場合です。
しかし、上記の条件がそろっていたとしても、建物の解体はご自身の判断のみで決めるのではなく、専門の方に相談しましょう。

 

□まとめ

本記事では空き家を賃貸として貸し出すメリットとデメリットについてご紹介しました。
賃貸は入居者が見つからない場合は費用がかさんでしまいます。
そのため、入居者が見つかるか不安な方は売却することも視野に入れましょう。
また、当社は米子市で不動産会社として活動しておりますので、お気軽にご相談ください。

監修者情報

監修者情報

アーバンネットワーク株式会社
松本 幸治

代表挨拶