米子市にお住いの方へ!空き家を相続した場合の対策を解説します!

「空き家を相続したけれど、何をどうすればいいのか全くわからない。」
「実際に税金やメンテナンスなど、どのような対策をすればいいの。」
このようなお悩みをお持ちの方が多くいらっしゃるでしょう。
そこで今回は、米子氏の専門家が空き家を相続した場合の問題点とその対策を解説します。

 

□空き家を相続した場合の問題点とは?

まず始めに相続した後にどのような問題があるのか把握しておきましょう。
主に5つの問題点があります。
それでは1つずつ解説してきます。

1つ目の問題はメンテナンスをしたり、維持費がかかったりすることです。
誰も住んでない家でも劣化はするので、相続した人が責任を持ってメンテナンスをする必要があるでしょう。
また、それに伴って維持費もかかってくるでしょう。

2つ目の問題は今までの火災保険では加入できないことです。
たとえ空き家であってもさまざまなリスクを想定すれば、火災保険には加入した方が安心です。
しかし、人が住んでいたときの火災保険契約をそのまま引き継げません。

3つ目の問題は行政代執行法によって解体の費用が請求される可能性があることです。
空き家対策特別措置法という法律により、放っておくと付近の住宅や周辺に悪影響を及ぼしている、または及ぼす可能性があると判断された場合は強制的に解体される可能性があります。
実際に解体された場合その分の費用を請求されるでしょう。

4つ目の問題は固定資産税が6倍になる可能性があることです。
古くなっていく家を放置し続けた場合、空き家対策特別措置法により特定空き家に指定されることがあります。
指定されてしまった場合、住宅として使用されている土地に対する固定資産税の軽減措置から外されてしまいます。
その場合、固定資産税の支払いが約6倍になってしまうでしょう。

5つ目の問題は人口が減少してきていることや、住宅需要の落ち込みによって立地や住宅次第では資産として処分ができない日が来る可能性があることです。
つまりただの負債になる可能性があるということです。

 

□相続した空き家の実際の対策方法をご紹介します!

先ほどは空き家を相続した場合の問題点をご紹介しました。
次に、では実際にどのようにして問題点を解決すればいいのか、その対策をご紹介していきます。
主にできる対策は3つです。
それでは1つずつ見ていきましょう。

 

*空き家を売却する

最も楽な方法は売却してしまうことでしょう。
売却できれば、その後の維持をする必要もありませんし、固定資産税を納める必要もありません。
しかし、売却する前にきちんと相場を把握する必要があります。
相場を全く把握していないと騙される可能性もあるので注意しましょう。

また、空き家を高く売るにはできるだけきれいな状態にしておくことです。
ボロボロの状態の家を誰も購入したいとは思わないので、ボロボロの家であれば必然的に価格も下がってしまうでしょう。

さらに、郊外の古い住宅の場合買いたいという人が全く現れない可能性もあります。
そのような場合、最終的に解体しなくてはならないということになるでしょう。
解体費用がかかってしまいますが、土地を有効的に活用できるので、高く売れる可能性もあります。

 

*空き家を人に貸す

誰も住んでいないのであれば住みたいという人を見つけてその人たちに売るのではなく、貸すことも可能です。
ただ、その場合はある程度メンテナンスをする必要があるので売却するより少し手間がかかるでしょう。

また、今まで借りていた人が出て行った場合、新しくまた借り手を見つける必要があります。
そういう意味では、人気がある場所や、ある程度の品質を保った状態の家でなければ厳しいでしょう。

しかし、借り手に困らないような場合だと、毎月不動産収入としてお金を受け取れるので生涯にわたってお金を受け取り続けられる可能性もあります。
そのため、自分たちの空き家の状況を見て、賃貸に出しても大丈夫であれば賃貸に出すことも1つの方法として覚えておきましょう。

 

*空き家の維持、管理をする

どうしても自分たちで持っておきたいという場合は、自分たちで維持、管理するのも1つの方法です。
ただ、月日が経つごとに家の資産価値は落ちて言ってしまうので売却するなら早い方が良いでしょう。

 

□空き家を売却したときの注意点とは?

最後に空き家を売却した場合の注意点を紹介します。
相続した空き家を何か有効活用できないかと事業用に使用する方もいらっしゃるかと思います。

しかし、賃貸業が上手くいかず後から売却しようとした場合、3000万円の特別控除を受けることができません。
3000万円の特別控除とは、一定の条件を満たした家は売却時に3000万円の控除を受けられるというものです。
そのため、これが受けられないと売却時に多額の税金を払う必要があります。

 

□まとめ

今回は空き家の主な問題点、またその対策をご紹介しました。
相続した空き家をお持ちでお困りの方はぜひ参考にしてみてください。
また、米子市で空き家の売却をお考えの方は当社までお気軽にご相談ください。

監修者情報

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アーバンネットワーク株式会社
松本 幸治

代表挨拶