実家が空き家になってしまった!そのまま放置するリスクと対処法をご紹介します!

実家にはたくさんの思い出が詰まっているため、できるだけそのままの状態にしておきたいとお考えの方も多いのではないでしょうか。
 
しかし、誰も住んでいない空き家の実家を放置するのは、さまざまなリスクを引き起こしていくため、注意しておかなければなりません。
今回は、空き家を放置するリスクと実家を所有し続ける手段などについてご紹介します。
 
本記事を読む方の中には、今そのような状況になっていて不安に感じている方以外にも、これから実家がそのようになる可能性がある不安をお持ちの方もいらっしゃるでしょう。
そのような方々のお役に立てれば幸いです。
 

□空き家を放置するリスクをご紹介!

 

*社会的なリスク

 
空き家を放置すると、不法侵入者が住み着いてしまうリスクがあります。
空き家は、どうしても近所の方からすると近寄り難い場所になります。
そのような思いを逆手に取って発生する社会的なリスクが、不法侵入者が住み着くことです。
実際に犯罪者に利用されるという事件も発生しており、地域の治安の悪化につながってしまう恐れもあります。
 
そのほかにもゴミの不法投棄や行政代行執行による強制取り壊しなどのリスクもあります。
 

*物理的なリスク

 
空き家が万が一、耐震基準が改正される前に建てられたものの場合、地震による倒壊リスクは高まります。
また、たとえ新耐震基準に建てられた空き家の場合でも、誰も住んでいないことから構造的に家全体の劣化が進み、最終的に本来の耐震強度を維持できない可能性もあります。
さらに、人目が少なかったり、木造住宅だったりすると放火のリスクも高まるでしょう。
 

*経済的なリスク

 
空き家は保有しているだけで、「固定資産税」「都市計画税」「電気代•水道代」「火災保険•地震保険」などがかかります。
そのため、空き家の維持するには、コスト面を考えなければなりません。
また、劣化が進行している場合はその修繕工事が必要になることもあります。
 
経済的なリスクで忘れてならないのは、「特定空き家」についてです。
認定されると、固定資産の住宅用地の特例が解除され、固定資産税は最大6倍に、都市計画税は最大3倍に上昇してしまいます。
 

□実家の空き家を所有し続ける手段とは?

 
前章で申し上げた通り、空き家を放置するのにはリスクが伴います。
ただ、そうは言っても実家を手放したくないという方もいらっしゃるでしょう。
ここでは、所有者が無理なく実家を所有し続けられる方法について解説します。
 
1つ目は、実家を賃貸住宅として貸す方法です。
賃貸として他人に住んでもらえれば、建物や敷地内の管理をしてもらえるだけではなく、家賃収入も得られるというメリットがあります。
ただし、賃貸借契約書が終わるまで、実家を自由に出入りできなかったり、反対に実家を雑に扱われ劣化が進んでしまう可能性もあります。
 
また、実家の状態や立地によってはなかなか借り手が見つからないこともあるため、必ずしも安定して収入が得られるとは限りません。
 
2つ目は、リフォームして自分が住む方法です。
リフォームは新築より低コストで済むため、自己資金は少なくて大丈夫です。
また、戸建ての空き家を改修する際にお住まいの自治体によっては助成金を援助してくれることもあるので、コスパ重視の方はチェックしておきましょう。
 
3つ目は、更地にして土地を貸す方法です。
あまりにも老朽化が進んでしまい、とても人が住める状況にない時は、実家を解体せざるを得ない場合もあります。
更地はなんといっても、借主が自由に建物を建てることができ、解体費用が不要といった魅力を持ち合わせています。
 

□実家の空き家は買取がおすすめ!

 
先ほど紹介した通り、空き家を放置することはさまざまなリスクを伴います。
そのような心配をしないように済む方法としておすすめなのが、買取という方法です。
空き家の実家の買取は、不動産会社に買取ってもらうと良いでしょう。
 
買取をおすすめする理由はまず、築年数が経った物件でも早期売却しやすいからです。
一見売却しにくそうな築年数が経った物件でも、早期売却しやすいことは最大のメリットです。
一般的な不動産会社に仲介してもらう方法では、買い手が現れるまで売却できないため、買い手が見つからなければ長い期間かかってしまいます。
 
しかし、買取のほとんどは依頼をしてからなんと1ヶ月で決済が可能です。
また、契約が破棄になることはありません。
買取は不動産会社が直接空き家を買取るため、トラブルが比較的起きにくいです。
一般的な売買だと、買い手の住宅ローン審査が通らなかったり、住宅に欠陥が見つかったりした場合は、契約がなかったことになってしまいます。
 
加えて、買取は仲介手数料が必要ありません。
不動産会社への仲介手数料が発生するのは、仲介売却の場合です。
 
一方で、不動産会社による買取の場合は直接契約するのが特徴のため、仲介手数料が一切かかりません。
 

□まとめ

 
空き家の実家を放置していると、さまざまなリスクが伴うことがお分かりいただけたと思います。
ただ、リスクが伴うとはいえ、空き家の実家の処理は面倒くさいポイントになりがちです。
そのような時は、賃貸として貸し出したり、リフォームしたりして、空き家の実家を活用してみてください。
どのようにするか迷われている方は、買取にはメリットがたくさんあるため、ぜひ検討してみてください。

監修者情報

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アーバンネットワーク株式会社
松本 幸治

代表挨拶