米子市で不動産相続をご検討中の方へトラブルについて解説します!

これから不動産相続をする方に、ぜひ知っていただきたいのがトラブルについてです。
不動産相続でトラブルを起こしたくありませんよね。
そこで、今回は不動産相続におけるトラブルとその回避方法について紹介します。
不動産相続をお考えの方はぜひ参考にしてください。

□不動産相続で起きるトラブルの原因とは

不動産を相続する際はトラブルが起きやすいです。
その要因の1つに不動産の評価方法が挙げられます。

相続税の計算で利用される評価額と実際に売買される価格に大きな差が出ることがあります。
そのため、基準としてどの評価額で遺産相続をするのかで意見が割れるかもしれません。

また、大きな存在である親が住んでいた家屋を分割して相続するのは難しい傾向にあります。
相続を考える際、相続人の感情も大切な要素となるので、しっかり話し合いを行いましょう。

□相続トラブルを避ける方法について

不動産における相続のトラブルはかなり多いですが、事前に対策をすることでトラブルを回避できる可能性があります。
ここでは、いくつかの方法を紹介します。

まずは、遺産目録を作っておくことです。
これにより、被相続人の相続財産が明確になります。
相続人の間で財産隠しがなくなるので、スムーズに協議ができます。

また、法定相続人と同居している被相続人の方もいらっしゃるでしょう。
法定相続人とは配偶者や子孫、父母、祖父母、兄弟など法律で相続人と定められている人を指します。

そのような場合は、遺産目録だけでなく、法定相続人と被相続人の財産をしっかり分けておくことが大切です。
遺産目録に記載する際は、それぞれの財産を理解しやすいように種類ごとに分けましょう。
不動産であれば家屋番号や地番、所在などを書き留めて物件を特定します。
一目見ただけで、様々な情報をすぐに理解できるよう、記載するのを心掛けてください。

他にも、日頃から親族内でコミュニケーションをとる機会を作っておくことは大切です。
しかし、親族や家族の中でも考え方や性格が合わない人がいらっしゃるかもしれません。
そのような場合は、上手く話し合うのは難しいのが現実です。
子供同士で仲が悪い状況ならば、生前に親が遺言書を事前に作っておくのが良い方法です。

一般的に、相続をする際、被相続人は遺言書を活用します。
なぜなら、遺言書を被相続人が残していれば、原則としてその内容に沿って相続手続きをすることになっているからです。
そのため、法定相続人の間でムリに協議する必要がなくなります。

したがって、法定相続人の間で仲が悪くても被相続人が残した遺言書で、トラブルを回避して相続ができます。
ここで注意しておくべきなのは、兄弟姉妹以外の法定相続人がいる場合です。
この場合は遺留分があるので、遺言書を作成する際はその部分も考慮することが大事です。
これを無視して作ると、遺言で財産を取得した人が法定相続人から遺留分の請求を受ける可能性があります。

また、被相続人が法定相続人以外の人へ遺贈したり、法定相続分と違う割合で相続分を定めたりする場合もあるでしょう。
そのような場合は、遺言書にしっかり理由を記載しておくとトラブルを予防できます。

□相続不動産売却をする際の注意点を紹介します!

相続した不動産の売却は、一般的な不動産売却と異なります。
そのため、後々トラブルに繋がらないよう、注意する必要があります。
ここでは、注意点を3つ紹介します。

1つ目は、不動産の価格を把握することです。
この際は、相続税評価額ではなく、実勢価格を調査しましょう。
実勢価格とは、実際の売買価格のことです。
この価格は不動産会社で、査定額を出してもらう時に把握できるので依頼することをおすすめします。

2つ目は、財産を分割しやすくすることです。
不動産は非常に分割をするのが難しい財産です。
そのため、事前に準備しておくことが重要です。

分割の方法としては、以下の4つが挙げられます。
・現金分割
・換価分割
・代償分割
・共有分割

現金分割は名前の通り現金を分けることです。
換価分割は不動産を売却した後で売上金を分けることです。
代償分割は相続人の1人が不動産を相続して、物や金銭を他の相続人へ代償として支払うことです。
共有分割は名義を共有することです。

上記のような方法で財産の分割をしやすくすると良いでしょう。
また、不動産が未登記の場合は事前に登記を行っておいたり、共有名義になっている時は単独名義に変更したりすることでも分割をしやすくできます。

3つ目は、税金の軽減について押さえておくことです。
相続税が発生する際は、適用できる税制度があるか確認してみましょう。
制度を適用できれば、相続人の負担を減らせる可能性が高くなります。

□まとめ

今回は米子市で不動産相続をお考えの方に、トラブルの原因や回避方法について紹介しました。
不動産相続でのトラブルはとても多いため、上記で紹介した方法で回避し、相続をスムーズに行えるようにしましょう。
不動産売買などでお悩みの方は、当社が最適なご提案をしますのでお気軽にご相談ください。

監修者情報

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アーバンネットワーク株式会社
松本 幸治

代表挨拶