米子市にお住みの方必見!不動産相続の注意点を紹介します!

不動産相続を考える中で、「相続の流れはどんな感じなのか」、「起こりやすいトラブルとはどんなもの」、「注意すべき点とは」という疑問が出てくる方も多いでしょう。
そこで今回は、不動産相続の流れ、起こりやすいトラブル、注意点を紹介します。
米子市にお住みの方はぜひ参考にしていただけると幸いです。

□不動産相続の流れとは

不動産相続の大まかな流れを紹介します。

1つ目は、死亡届、死体火葬許可の提出です。
これは死後7日以内に行います。

2つ目は、相続財産目録の作成です。
遺書などによる相続人の確定や遺産の確認を行います。

3つ目は、排除者、欠格者の調査、相続放棄、限定承認です。
これらは、被相続人の死亡を知った時から3ヵ月以内に行います。

4つ目は、遺産分割協議です。

5つ目は、協議成立です。
不成立の場合、家庭裁判所による遺産分割調停、審判を行ってから、名義変更手続きをします。

6つ目は、遺産分割と名義変更手続きです。
相続による所有権移転の登記手続きが行われます。

7つ目は、相続税の申告と、納付手続きです。
相続の開始を知った日の翌日から10ヵ月以内に行いましょう。

□不動産相続で起こりやすいトラブルとは

不動産相続で起こりやすい代表的なトラブルを紹介します。

1つ目は、相続人間とのトラブルです。

相続人が多ければ多いほどトラブルになる可能性が増えます。
不動産を相続する場合は、分割方法で協議がまとまらないこともあります。
また、親が認知していた子供や離婚した配偶者の間の子供などが登場し、協議をやり直さなくてはいけないこともあります。

2つ目は、不動産を平等に分けようとするが故のトラブルです。

相続人どうしの関係が良好でも、不動産を平等に分けようとするうちにもめごとになることがあります。
不動産の価値は、様々な指標で決まるので、どの指標を適用するかで意見が分断することもあります。

3つ目は、誰が不動産を相続するかでもめるトラブルです。

相続する財産の中で、親が住んでいた不動産が一番価値が高い場合は少なくありません。

民法改正によって被相続人の財産の維持・増加に特別の寄与をした親族(六親等内の血族・配偶者・三親等内の姻族)であれば、特別寄与料を請求できるようになりました。
そのため、長年親と同居していた相続人が不動産の相続を強く主張することがあります。

旧民法において全く評価されなかった同居や介護が、評価されることになり、そこが相続トラブルに発展するようになりました。

4つ目は、相続した不動産の名義変更ができていないケースです。

親の死により、相続を行おうとする際に、不動産の登記を確認したら、物件の所有者が昔に亡くなった祖父のままだったというケースがあります。
この場合、祖父の相続からしなくてはならず、膨大な時間と労力を要します。

親の兄弟が多い場合は、個人で行える量ではないため、専門家に依頼を検討することになるかもしれません。
その際は、費用が掛かってしまうことに注意しましょう。

□不動産相続で注意すべき点とは

場面に分けて注意すべきことを紹介します。

1つ目は、不動産を誰が相続するか決めるときです。

遺産の分ける際は、相続人全員で協議を行うことが一般的です。
この協議は、相続人全員が一ヵ所に集まってやらなくてはいけないわけではなく、手紙やメールなどのやり取りでも構いません。

そして、不動産の共有はできるだけ避けましょう。
相続人全員での共有は可能ですが、不動産を処分する場合にも全員の同意が必要になってしまいます。
このようなことを防ぐためにも不動産は特定の相続人が相続すると良いでしょう。

2つ目は、協議がまとまり、遺産分割協議書をつくるときです。

協議を経て遺産を分け方を決めたら、遺産分割協議書という書面に残します。
このとき、相続人全員が署名し、実印で押印しましょう。
また、法務局に無効と判断されないように、相続人全員で協議した旨を入れておきましょう。

3つ目は、相続登記のときです。

相続登記とは、法務局で不動産の名義変更をする手続きです。
この時、登記申請書を作成し、添付書類と一緒に窓口に提出します。
添付資料は、遺産分割協議書以外にもありますので、気を付けましょう。

相続登記はしなくても構いません。
しかし、相続登記をしないと、不動産を売却はできず、他の相続人が処分してしまう可能性もあります。

4つ目は、相続税の申告の時です。

まずは相続税がかかるのか確認しましょう。
相続税には「3000万円+600万×法定相続人の数」という基礎控除額があります。
そのため、相続する財産がこの範囲内でしたら、相続税がかかりません。
まずは、この基礎控除額の範囲内なのか確認しましょう。

もし、相続税の申請が必要な場合は、10ヵ月以内に済ませましょう。

□まとめ

不動産相続の流れ、起こりやすいトラブル、注意すべき点を紹介しました。
不動産の相続は、かなりシビアな問題ですので、細心の注意を払って行うことが重要です。
不動産相続でお困りの方は、ぜひ当社にご相談ください。

監修者情報

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アーバンネットワーク株式会社
松本 幸治

代表挨拶