空き家を相続する方へ!空き家の売却時の相場を知るには

現在は高齢になった祖父母や両親、親戚などから空き家を相続する人も増えています。
ただ相続をしても、すでに自分で家を購入していたり、受け継いだ家が通勤や通学には不便な場所にあるということも少なくありません。
その家に住まない選択をした場合は、相続して所有権を獲得しても空き家の状態になってしまいます。
住まなくても固定資産税や土地開発税などは支払う義務が生じますし、管理をしなければ雑草が生えて周囲に迷惑をかけてしまうことになります。
そこで、今回は空き家を売却した時の相場についてご紹介します。

□売却をするメリット

自分で相続した物件が管理できない場合は、賃貸物件として貸し出して家賃収入を得る方法もあります。
しかし、これから先も住む予定がないという時には、売却するという方法も有効です。
家は住まないで放置しておくと、空気の入れ替えをしていないことやメンテナンスを行っていないことから、びっくりするほど劣化がしやすいことがわかっています。
所有していても価値が下がるようであれば、早めに売却するほうが資産価値を損なわないと考えられます。

□ご自身の空き家の評価ポイントを知る

売却するときには、少しでも高い値段で売りたいという要望があったり、早く処分したいという要望があったり、要望は人によって異なります。
高い値段で売却したいときは、1つの不動産会社に仲介を依頼するのではなく、複数の不動産会社から査定をしてもらい、相場を確認することが重要です。
近隣に同じような物件が出ていれば比較することもできますし、査定結果によって不動産会社がどこを高く評価してくれたのか、家のアピールポイントを知ることもできるからです。
早く処分したいときは、売却ルートをもっている地元密着型の不動産会社がおすすめです。

□売却にかかる諸費用

売値は空き家の立地や築年数、外観などによって大きく左右されますが、仲介手数料は401万円以下の物件であれば18万円、それ以上であれば売買代金×3パーセントに6万円を加算したものになります。
その他にも売買契約書に貼りつける印紙料金がかかりますし、家を売ったことによって得た譲渡所得を税金として支払う必要があります。
査定をしてもらい、売買の相場を知り、他にかかる経費を知っておくとスムーズに取引ができるでしょう。

□最後に

ここまで、空き家の売却時の相場を知る方法についてご紹介しました。
より高く売りたい場合には、その物件のアピールポイントを増やしておくことが重要となります。
この記事を参考に、空き家の売却を検討してくださいね。

監修者情報

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アーバンネットワーク株式会社
松本 幸治

代表挨拶