米子市で空き家をお持ちの方へ!空き家の維持費用について紹介します!

空き家をそのままご自身の所有物として保持しておこうとお考えの方は、空き家を維持するために必要な費用についてご存じでしょうか。
誰も住んでいない空き家だからといって、何もせず放置しておくわけにはいきません。
そこで今回は、空き家の維持費用と費用に関する注意点をご紹介します。

 

□空き家の維持費用について

空き家をお持ちの方の中には、維持費用がどれほどかかるのかわからないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで空き家の維持費用について、3つに分けてご紹介します。
1つ目は固定資産税です。
固定資産税は、空き家に住んでいなくても払う必要があるため注意しましょう。
固定資産税とは、住宅の所在する自治体が所有者に課す税金のことで、税率は各自治体によって異なりますが、一般的には不動産の固定資産税評価額の1.4パーセントです。
また、固定資産税評価額は役所から送付される納税通知書などで確認できるため、しっかりと確認しておきましょう。
2つ目は都市計画税です。
都市計画法によって、市街区域に所在する土地や建物の所有者は支払う必要があります。
市街区域とは、市街が既に形成されている地域や、将来市街化が計画されている地域のことで、これも各自治体によって税率は異なりますが、一般的には固定資産税評価額の0.3パーセントです。
ご自身が今お持ちになっている空き家が都市計画区域に属しているかどうかは、所在する自治体に確認してみましょう。
3つ目は火災保険です。
火災保険の費用は保険会社、保険のプラン、住宅の構造、立地、築年数によって異なりますが、一般的には年間数万円〜数十万円です。
詳しい料金については、ご自身が加入している保険会社の方に聞いてみてください。

 

□維持費の中で見落としやすいものについて

上記では、皆さんが気がつきやすいものをご紹介しましたが、ここからは気がつきにくいものを3つご紹介します。
これからご紹介するものはなかなか気がつきにくいものですが、必要な費用になってくるためしっかり確認しておきましょう。

 

*清掃費について

まずは、清掃費です。
「空き家は人が住んでいないため、汚れないのでは」とお思いの方もいらっしゃるかもしれませんが、それは間違いです。
住宅の清潔さは住宅そのものの価値に直結するため、清掃をしなければ価値は下がってしまうでしょう。
特に、庭や家の周りに植物を植えている方は、近隣の方への迷惑にもなりかねないため、定期的に手入れするようにしましょう。
*修繕費について
建物の修繕費もかかる場合があります。
建物は人工のものであるため、当然経年劣化が生じます。
特に木造建築の住宅は経年劣化による外観の劣化が激しく、そのまま放置しておくと雨漏りしてしまったり、外壁塗装が剥がれてしまったりするなど、さまざまな被害が出てしまう恐れがあります。
そのため、年間で数万円、築年数などによって劣化が激しい場合は数十万円程度の修繕費が必要となるでしょう。

 

*光熱費について

さらに、光熱費についても把握しておきましょう。
光熱費などは、空き家であっても契約を打ち切らなければ基本料金が発生し続けてしまいます。
1回ごとの金額は少額ですが、積み重なると大きな出費となってしまうため、空き家を使用しない方や売却を決めた方はすぐに契約を打ち切りましょう。

 

□空き家を放置するデメリットとは?

空き家をお持ちの方は、放置しようか、移住しようか、売却しようか悩まれているのではないでしょうか。
しかし、空き家を放置してしまうと様々なデメリットが生じます。
では、一体どのようなデメリットがあるのか見ていきましょう。
1つ目は、資産価値の低下です。
老朽化の進んだ住宅は資産価値が大幅に下がってしまいます。
そのため、売却する際にかなり価格が下がってしまったり、なかなか買い手が見つからなかったりする可能性があります。
同じ築年数であっても、人が住み続けた住宅と放置され続けた住宅とでは、資産価値に大きな差が生まれてしまうことに注意しましょう。
2つ目は、近隣トラブルが起きる可能性があることです。
前述のとおり空き家を放置し、植木などの伐採や清掃を定期的に行わなかった場合、植木が近隣住宅に侵入してしまうことがあります。
また、異臭問題が発生したり、外観を損ねたりするなどの理由から近隣トラブルが発生してしまうことがあります。
空き家はご自身の問題だけではなく、近隣の方の迷惑にもなりかねないということに注意しましょう。
3つ目は、維持費が高いということです。
前述のとおり、空き家を適切に維持するためには維持費用がかかり、この維持費用が使わない住宅のためにかかる費用であると考えるとかなり高額であると言えます。
そのため、空き家の使い道がわからない方や維持費を払うのが厳しい方は売却することをおすすめします。

 

□まとめ

今回は、空き家の維持費用と空き家を放置することのデメリットについてご紹介しました。
空き家は特別な理由がなければ、ただ放置するのではなく、売却をして他の方に有効活用してもらう方が良いでしょう。
当社は米子市で不動産業者として活動しているので、何か分からないことやお悩みがある方はお気軽にご相談ください。

監修者情報

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アーバンネットワーク株式会社
松本 幸治

代表挨拶