米子市にお住まいの方必見!空き家を売却するメリットとは?

「自分が子ども時代を過ごした実家を売却したくない」
このような思いから、売却に踏み切れない人は多いのではないでしょうか。
しかし、空き家を放置すると様々な問題が発生するかもしれません。
今回は、空き家を売却するデメリットと、もしも放置した場合どうなるのかを一緒にみていきましょう。

 

□空き家を売却するメリットとは?

1つ目のメリットとして挙げられるのが、管理をする必要がなくなることでしょう。
家は人が住まなくなると、ホコリが溜まり、湿気がこもってくるとカビ臭も発生します。
そのため、年に数回程度しか利用しない場合であっても、空き家の管理は必要です。

空き家の管理は意外と大変なものです。
例えば、水道代や電気の契約は、ほとんど利用していなくても継続する必要があるでしょう。
遠方の方であれば、お手入れに行くだけで交通費もかかります。
他にも、家自体にかかる固定資産税も支払い続ける必要があります。

このように、実際には利用する機会がほとんどない空き家でも、上記で挙げたような費用が負担としてのしかかるのです。
しかし、空き家を売却すれば、管理の手間がなくなるだけでなく、維持費や税金を支払う必要もなくなります。

良い状態で売却できることが2つ目のメリットです。
空き家には、定期的なメンテナンスが必要だということは、前の章ですでに述べました。
しかし、きちんとメンテナンスをしていても、人の住んでいない家は劣化スピードが早いです。
住宅によって、メンテナンスの頻度や、劣化のスピードに違いはありますが、売却が早い方が良い状態で売却できるのは間違いありません。

また、売却することで得られるメリットとして、思いつくのが、お金になることでしょう。
特に将来的に使うことがない場合は、早めに売却して、他のことにお金を使用するのもいいかもしれません。
ただ、相続人が複数の場合は、売却をしたくない人と売却したい人の間で意見の対立が起きる可能性があります。

もし、意見がまとまらなくなった場合は現実的な話から詰めていきましょう。
管理は誰がするのか、お金は誰が出すのかなどの責任の所在をきっちりと決めていくことで、感情論抜きの話し合いができるようになります。

4つ目のメリットは、売却にかかる税金が軽減されることです。
一般的な不動産売却では、売却による利益から譲渡所得税という税金が引かれます。
実は、この税金のせいで、売却に踏み切れない方が多いでしょう。

しかし、近年空き家が増加していることを受け、2016年度から空き家を売却する際に、税金を安くする特別控除を受けられるようになりました。
特別控除を受ける条件はいくつかありますが、空き家を売却しやすい流れになっていることは確かです。

5つ目のメリットは、将来的な相続トラブルを避けられることです。
例えば、親の実家を兄弟3人で相続していたとしましょう。
この数年後、長男が死亡すると相続権は、長男の子どもに移ります。
もしも、長男の子どもが複数人だったとすると、相続人は増えてしまいます。

このように、売却を先延ばしにすると、どんどん相続人が増え、決断が難しくなるでしょう。
早めに売却した場合、相続トラブルが発生するリスクを低く抑えられます。

 

□空き家を放置するのデメリット

1つ目のデメリットは維持費や税金の負担があることです。

近年、空き家に対する政府の目は厳しくなっています。
空き家に対する固定資産税は従来より高いでしょう。
また、空き家を3年以上放置すると、譲渡税を追加で支払う必要があります。
さらに、空き家の状態で相続すると、相続税ものしかかってきます。

このように、空き家は放置するだけで、かなりの負担がかかることを理解しておきましょう。

2つ目のデメリットは、空き家が放火の被害にあう可能性があることでしょう。
放火は、空き家の周辺住民が最も不安視する要素の1つでしょう。
家に溜まったホコリが、コンセントで発火し大火災に発展するケースも過去に発生しています。

3つ目のデメリットとして、不審者が住居として利用することで、周辺地域の治安悪化につながるリスクがあります。
また、小動物が住み着いたり、ゴミが不法投棄されたりすることで、悪臭による迷惑をかけてしまう可能性もあります。

また、家の倒壊のリスクもあります。
家は人が住まなくなるとすぐに劣化します。
その状態で、台風や地震が発生すると、倒壊や外壁が損傷するリスクが上昇してしまいます。

最後に、空き家を放置することのデメリットとして景観の悪化が挙げられます。
自分の家の近くに、人が住んでいない家があるとあまり気分が良くないかもしれません。
メンテナンスが施されていない家となると、まるで廃墟の近くに住んでいるように感じるかもしれません。
景観がよくないのはもちろんのこと、近隣住民にも迷惑をかけてしまうことを頭に入れておきましょう。

 

□まとめ

空き家の売却には、手続きが必要ですし、費用もかかります。
覚悟を決めて、思い出の実家を管理してくのか、それとも売却するのかを1度きちんと考え、早めに決断することをおすすめします。

監修者情報

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アーバンネットワーク株式会社
松本 幸治

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